お子様の「やりたい!」を主役に。私たちが大切にしたいこと。|内田整形外科医院|岡山県津山市の整形外科

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お子様の「やりたい!」を主役に。私たちが大切にしたいこと。

小児チームの理学療法士 角南です

先日、小児リハビリテーションに関する研修を受けてきました。

そこで改めて感じた「これからのリハビリで本当に大切なこと」を、皆さまにもお伝えしたいと思います。

少し長くなりますが、お子様の成長を願うお父様・お母様にぜひ読んでいただけたら嬉しいです!

 

  1. 「訓練」から「一緒に楽しむ」ステージへ

昔のリハビリは、「正しい姿勢で動けるように、先生が体を整える」という手法が主流でした。

でも今は、考え方が大きく進化しています。

大切なのは、指導者が何かを教え込むことではなく、「お子様がちょっと頑張ればできそうな目標」を見つけ、それが達成できるような「環境」を整えてあげること。

指示を出す「指導者」ではなく、一緒にゴールを目指す「伴走者(コーチ)」でありたい。私たちはそう考えています。

 

  1. 「専門家」よりも「一番近くにいる人」を大切に

「80:20の法則」という言葉があります。

専門職がグイグイ引っ張るのではなく、主役はあくまでお子様とご家族。

私たちは、リハビリの時間(週に数十分)よりも、毎日を一緒に過ごすご両親、保育園・学校の先生との連携が何より重要です。

普段の生活での困り事を、一緒に改善していけるよう考えていきたいと思います。

 

3.「普通」を目指すより「今の生活」を豊かに

「周りの子と同じように動けないと…」

そう不安に思うこともあるかもしれません。

でも、一番大切なのは「やりたいことができるかどうか」です。

たとえ体が少し硬くても、筋力が周りと違っても、行きたい場所に行けて、やりたい遊びに参加できていれば良いのではないかと思います。


研修を経て、私は改めて「治す」ことばかりに目を向けるのではなく、お子様が「自分でやってみたい!」と思える環境を全力で作っていこうと思います。

お子様が試行錯誤しながら、自分の力で動き出す瞬間。

その瞬間を、ご家族や地域の皆さんと一緒に支えていきたいです。

これからも、お子様とご家族の笑顔のために、日々勉強していきたいと思います!

当院では、お子様の発達や成長に合わせて、運動の練習や姿勢づくりを行いながら、日常生活や学校での参加がスムーズになるようサポートしています。また、ご家庭での工夫や環境の整え方についても一緒に考え、保護者の方が安心して見守れるように支援しています。

お子さんが自分らしく過ごし、「できること」「楽しいこと」を少しずつ広げていけるように。小児リハビリテーションはそのための大切な一歩だと、私たちは考えております。

当院ではお子様ごとのペースで、本人様が楽しみながら運動を行います。少しずつできることを増やしていき、本人様の自信や、将来的な社会参加にも繋がっていけばと考えています。


当院で療育を希望
される場合、当院に受診して頂くか、専門の主治医からの紹介状、または診療情報提供書必要です。当院院長が困りごとや発達の経過について問診を行い、お子様に必要な運動の種類を提案・指示します。

当院では、必要に応じて個室での運動も可能となっております。今後受診を検討されている保護者の方やお子様は、事前にご連絡を頂ければ、診察の待ち時間も個室で過ごして頂くことが可能となっております。

 

Q&A

Q.療育・運動療法は1ヶ月に何回できますか?

A.1回に20~40分の運動を、1カ月に最大6回実施出来ます。

 

Q.療育・運動療法はどんな曜日や時間に行いますか?

A.回数や頻度については、医師からの指示によって決まりますが、予約の空き状況によって頻度が変更になることもあります。またその日の運動が終わるごとに次回予約をお取り致します。

 

Q.他の医療機関で療育や運動療法、リハビリテーションを受けていますが、複数の施設でも受けられますか?

A.他院で療育やリハビリを受けている場合、制度上当院との併用ができかねます。各施設から発行される明細表をご確認の上、ご相談ください。

 

Q.急用などで変更もしくはキャンセルしたい場合はどうすればいいですか?

A.予約変更は可能です。変更が必要な場合は、お早めに担当までご連絡ください。