児童発達支援士|内田整形外科医院|岡山県津山市の整形外科

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児童発達支援士

リハビリテーション部 産前産後・小児チーム 

理学療法士の角南です

 

先日、「児童発達支援士」という資格を取得しました。

児童発達支援士とは、「発達障がい児(学習障害・自閉スペクトラム症・注意欠陥多動障害を含む)にどのような働きかけをすれば子どもの能力を高め、社会で活躍できる人材に育てることが出来るのかを体系的に学び、認定する資格となります。」

 

この資格では、主に3つの事を学べました。

 

1.発達障がいの特性

2.お子様の特性

3.やる気を引き出し、自ら成長していくためのお子様への接し方

 

1.発達障がいの特性

発達障がい自体は「個性」として捉えることが出来ます。現在その「個性」により生まれる、将来的な「うつ病」や「対人恐怖症」などの二次障害が問題となっています

「自分ばかり叱られる」「周りの子と比べ、自分は何もできない」このような自己肯定感が低くなる考えが増えないよう、周りが「よき理解者」となり接すことが重要となります。

 

2.お子様の特性

療育場面ではよく、「お子様が興味を持つ環境が、一番発育を促す」とよく耳にします。本資格でも「教えない」こともお子様を伸ばすキーワードとなっています。大人から見た無駄な事でも、お子様からすると意味があり学びがあります。「教えすぎる」とお子様自身の学びを遮断し、自発的に学んでいた環境を邪魔してしまうため注意が必要です。

 

3.やる気を引き出し、自ら成長していくためのお子様への接し方

大事なキーワードは、「楽しむ」「発見」「集中」の3つです。一番身近にあるこの環境は、テレビゲームなどが該当します。私が関わらせて頂いている「療育」の場面でも、一方的に教え込む教育をするのではなく、上記の3つのキーワードに該当するような「発育」を促していけることが重要となります。

 

今回、資格勉強の中で学んだことは、今後も生かしていきたいです。特にやる気を引き出す部分にある3つのキーワードは療育場面で必要になると考えているため、こういった環境を作っていけるよう当院で取り組んでいます。

 

当院ではお子様ごとのペースで、本人様が楽しみながら運動を行います。少しずつできることを増やしていき、本人様の自信や、将来的な社会参加にも繋がっていけばと考えています。

 

当院で療育を希望される場合、当院に受診して頂くか、専門の主治医からの紹介状、または診療情報提供書が必要です。当院院長が困りごとや発達の経過について問診を行い、お子様に必要な運動の種類を提案・指示します。

当院では、必要に応じて個室での運動も可能となっております。今後受診を検討されている保護者の方やお子様は、事前にご連絡を頂ければ、診察の待ち時間も個室で過ごして頂くことが可能となっております。

 

Q&A

Q.療育・運動療法は1ヶ月に何回できますか?

A.1回に20~40分の運動を、1カ月に最大6回実施出来ます。

 

Q.療育・運動療法はどんな曜日や時間に行いますか?

A.回数や頻度については、医師からの指示によって決まりますが、予約の空き状況によって頻度が変更になることもあります。またその日の運動が終わるごとに次回予約をお取り致します。

 

Q.他の医療機関で療育や運動療法、リハビリテーションを受けていますが、複数の施設でも受けられますか?

A.他院で療育やリハビリを受けている場合、制度上当院との併用ができかねます。各施設から発行される明細表をご確認の上、ご相談ください。

 

Q.急用などで変更もしくはキャンセルしたい場合はどうすればいいですか?

A.予約変更は可能です。変更が必要な場合は、お早めに担当までご連絡ください。

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