注意欠如他動症(ADHD)について|内田整形外科医院|岡山県津山市の整形外科

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注意欠如他動症(ADHD)について

リハビリテーション部 産前産後・小児チーム

理学療法士の角南です

 

このようなお悩みはありませんか?

□集中力が長続きしない

□もの忘れ物が多い

□長時間じっとできない

□落ち着きなくソワソワ動いてしまう

 

これらは「注意欠如多動症」(ADHD)と診断されるケースがあります。

「年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び衝動性多動性を特徴とする行動の障害で、社会的活動や学業の機能に支障をきたすもの。7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定されるもの」と定義されています。

 

ADHDには「多動症」「不注意」「衝動性」といった3つの特徴があります。多動や衝動が多くみられるお子様や、不注意が多くみられるお子様、両方が混合しているお子様など、症状も人それぞれとなります。

 

しかし上記の例に当てはまるから「注意欠如多動症」(ADHD)という訳ではありません。特徴も幼児期のお子様と多く重なり、区別することも難しいのでご注意ください。

 

ADHDのお子様は、その特徴により周囲の方から叱責されることが多いです。しかしADHDでは、中枢神経系に含まれる脳の一部に問題があることが原因とされています。

このため必要な支援を受けられないままだと、お子様自身の自己肯定感を下げ、不安障害や抑うつなどの二次障害に繋がるリスクが高いと言われています。

 

 

当院では理学療法士作業療法士など運動の専門家が所属しており、上記のようなお子様を対象とした支援を提供おります。マンツーマンで今の体の状態を確認したり、運動を行ったりするため、単に運動をするという訳ではなく、ひとりひとりに適した運動を提供できるようにしております。また運動使った療育「注意欠如多動症」(ADHD)症状の低減にも役立つとされています。

当院ではお子様ごとのペースで、本人様が楽しみながら運動を行います。少しずつできることを増やしていき、本人様の自信や、将来的な社会参加にも繋がっていけばと考えています。

 

 

当院で療育を希望される場合、当院に受診して頂くか、専門の主治医からの紹介状、または診療情報提供書必要です。当院院長が困りごとや発達の経過について問診を行い、お子様に必要な運動の種類を提案・指示します。

 

当院では、必要に応じて個室での運動も可能となっております。今後受診を検討されている保護者の方やお子様は、事前にご連絡を頂ければ、診察の待ち時間も個室で過ごして頂くことが可能となっております。

 

Q&A

Q.療育・運動療法は1ヶ月に何回できますか?

A.1回に20~40分の運動を、1カ月に最大6回実施出来ます。

 

Q.療育・運動療法はどんな曜日や時間に行いますか?

A.回数や頻度については、医師からの指示によって決まりますが、予約の空き状況によって頻度が変更になることもあります。またその日の運動が終わるごとに次回予約をお取り致します。

 

Q.他の医療機関で療育や運動療法、リハビリテーションを受けていますが、複数の施設でも受けられますか?

A.他院で療育やリハビリを受けている場合、制度上当院との併用ができかねます。各施設から発行される明細表をご確認の上、ご相談ください。

 

Q.急用などで変更もしくはキャンセルしたい場合はどうすればいいですか?

A.予約変更は可能です。変更が必要な場合は、お早めに担当までご連絡ください。